すごく綺麗に花火が見える。私達が独り占めしているみたい。 おそらく、今頃ホテルの最上階からロマンチックにここを眺めている人もいる。また、海岸沿いの公園にも人がいっぱいだろう。 「最高だな。これならいい商売になる」 「もう、蓮さんったら、こんなときに……」 彼は私を抱き寄せ、軽く口づける。 「もちろん、初回は姫とふたりきりで満喫させてもらったよ……愛してる、さくら……もう、全部僕がもらった。誰にも渡さないからな」