推しのためなら何なりと。

そ、そんなことある……?

事務所とかさぁ……関係者の人とかが気づくとかさぁ……?

「千歌って面白いの好きでしょ?だからこのグループいいと思うよ」

私の戸惑いもよそに、一奈はどんどんトリプルシュンの紹介をしていく。

結成されたのは割と最近だとか、メンバー一人一人の声の特徴とか色々。

でも、私はあることが心配で、一奈の話を遮る。

「あの……こんなに詳しく教えてもらっといてなんだけど……ハマらなかったらどうしよう?」

「んー、ま、その時はその時よ。とりあえず家に帰ったら見てみて」

絶対ハマるから、と言ってにっこり微笑む一奈。

そんな一奈に半信半疑になりながらも、その日の夕方———。

「やばい……ハマる……」

バッチリ心を掴まれました。



面白いだけだと思ったら、かっこいい曲を歌うとガラッと雰囲気が変わってカッコよく

なって、アニメ動画もあって、オリジナリ曲もほとんどメンバーの誰かが作ってる。

推すしかないじゃん……。