スマホを覗き込んでケラケラ笑うカップルを前に、有斗は深い皺を眉間に刻む。
「初めは、写真だけ撮って、後の文章は近藤さんが考えてくれるって話だったのに、いつの間にか文まで考えさせられることになってた」
「その発言だけで、嫌々アカウント開設したってわかるわ」
「まぁ、確かに、有斗くんの素を知ってたら、あんまり積極的に発信するキャラじゃないもんねぇ」
「こんなシンプルな文章と写真なのに、フォロワーがもう1500人超えてるの、どういうことなの?」
所属事務所のアカウントや所属雑誌でも、有斗のアカウントを引用したり宣伝したりしてたから、みんなの目に触れる機会は多かったんだろうけど。
「前々から、個人アカウント開設待ってた人多いと思うよ〜。
この人、アカウントないんですか?って、有斗くんが載った投稿にコメントあるのいくつも見たことあるし」
「そうなの? 結子、詳しいね」
「同じ雑誌に推しが載ってるからね〜。一応チェックはしてるんだよ」
「初めは、写真だけ撮って、後の文章は近藤さんが考えてくれるって話だったのに、いつの間にか文まで考えさせられることになってた」
「その発言だけで、嫌々アカウント開設したってわかるわ」
「まぁ、確かに、有斗くんの素を知ってたら、あんまり積極的に発信するキャラじゃないもんねぇ」
「こんなシンプルな文章と写真なのに、フォロワーがもう1500人超えてるの、どういうことなの?」
所属事務所のアカウントや所属雑誌でも、有斗のアカウントを引用したり宣伝したりしてたから、みんなの目に触れる機会は多かったんだろうけど。
「前々から、個人アカウント開設待ってた人多いと思うよ〜。
この人、アカウントないんですか?って、有斗くんが載った投稿にコメントあるのいくつも見たことあるし」
「そうなの? 結子、詳しいね」
「同じ雑誌に推しが載ってるからね〜。一応チェックはしてるんだよ」



