断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~

「ふふふ、ほんと、楽しい一年になりそう。ね、シュン様」
「あ、ああ。そうだなハナコ……」

 あああ、そんな可愛い顔はふたりきりのときだけにしてくれないかっ。
 鼻血が出そうだが、今は我慢だ我慢。
 そして鼻ティッシュを飛ばしてもらうのは、わたしだけの特権だ!

「さ、参りましょう、シュン様!」

 ああ、ハナコ。
 本当にハナコだけが、人生でわたしの思い通りにならないんだ。

 だがハナコ、わたしは必ずハナコを手に入れて見せる。
 どんなに厄介でしつこい邪魔者にも、絶対に負けはしない!


 卒業式の婚約指名まであと一年。
 わたしの苦難の日々は始まったばかり……!