「どう考えてもわたくしは、シュン様に心配していただくに値しませんわ」
「何を言っている、そんなことは……」
「いいえ!」
黙って聞け。
こっちは眠くて仕方ないんだよ。
「わたくしの魔力ではこの薄紙一枚を引き寄せるのが精一杯……。それに今回の事故で、わたくし自分の無力さを思い知りましたのよ」
「ハナコ……」
「それに引き換え、ユイナ・ハセガー男爵令嬢はわたくしを魔力で助けてくれました。とっさの出来事に必要な判断と対応ができる。そんな彼女こそ、シュン様のおそばに置くべきではありませんか?」
ティッシュの影で小さなあくびが出たが、ちょうどいいから涙目で訴えることにする。
「ハナコの言うことはもっともだ」
「では……!」
これでデッドエンド解決だ。
しかし山田よ。なぜここでわたしの手を強く握ってくる。
「確かにユイナ・ハセガーは護衛に最もふさわしい。伴侶としてわたしの横に立つ、ハナコ、お前のな」
げっ、マジ何言ってんの。
「そうではなくて、彼女の魔力は王家の血筋にもっともふさわしいと、そう申し上げているのです」
「国を統べるのに魔力は必須ではない。考慮すべきという者も確かにいるが……」
ですよね! 激しく同意!
「ふっ、安心するといい。仮に反対の声があったとしても、ハナコは必ずわたしが守ってやる」
全力でノーサンキュー。なのに言い返すためのよさげな言葉がみつからない。
(丸め込むつもりが丸め込まれてどうすんだ……)
「何を言っている、そんなことは……」
「いいえ!」
黙って聞け。
こっちは眠くて仕方ないんだよ。
「わたくしの魔力ではこの薄紙一枚を引き寄せるのが精一杯……。それに今回の事故で、わたくし自分の無力さを思い知りましたのよ」
「ハナコ……」
「それに引き換え、ユイナ・ハセガー男爵令嬢はわたくしを魔力で助けてくれました。とっさの出来事に必要な判断と対応ができる。そんな彼女こそ、シュン様のおそばに置くべきではありませんか?」
ティッシュの影で小さなあくびが出たが、ちょうどいいから涙目で訴えることにする。
「ハナコの言うことはもっともだ」
「では……!」
これでデッドエンド解決だ。
しかし山田よ。なぜここでわたしの手を強く握ってくる。
「確かにユイナ・ハセガーは護衛に最もふさわしい。伴侶としてわたしの横に立つ、ハナコ、お前のな」
げっ、マジ何言ってんの。
「そうではなくて、彼女の魔力は王家の血筋にもっともふさわしいと、そう申し上げているのです」
「国を統べるのに魔力は必須ではない。考慮すべきという者も確かにいるが……」
ですよね! 激しく同意!
「ふっ、安心するといい。仮に反対の声があったとしても、ハナコは必ずわたしが守ってやる」
全力でノーサンキュー。なのに言い返すためのよさげな言葉がみつからない。
(丸め込むつもりが丸め込まれてどうすんだ……)

