「ハナコ、今から帰るのか? よかったら少し話をしないか? 五分でも十分でもいい」
「そのくらいでした……」
らって、言い終わる前に手を取られて。
気づけばもう生徒会室にいた。書類を手にしたダンジュウロウが、めちゃ驚いた顔しているし。
「いきなりいなくなったと思ったら……シュン王子、一体何をなさっているのですか?」
「ハナコと十五分だけ休憩だ」
座らされたソファの真横に、山田も当たり前のように座ってきて。
ってか、いつの間にか時間が水増しされてるんですけど。
「ハナコ、転移酔いはしなかったか?」
「はい、特には」
「ならばよかった」
ん? そういえば山田って、転移魔法で他人は運べないって言ってなかったっけ?
なのに、一緒にここまで転移してきたよね。
「そのくらいでした……」
らって、言い終わる前に手を取られて。
気づけばもう生徒会室にいた。書類を手にしたダンジュウロウが、めちゃ驚いた顔しているし。
「いきなりいなくなったと思ったら……シュン王子、一体何をなさっているのですか?」
「ハナコと十五分だけ休憩だ」
座らされたソファの真横に、山田も当たり前のように座ってきて。
ってか、いつの間にか時間が水増しされてるんですけど。
「ハナコ、転移酔いはしなかったか?」
「はい、特には」
「ならばよかった」
ん? そういえば山田って、転移魔法で他人は運べないって言ってなかったっけ?
なのに、一緒にここまで転移してきたよね。