断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~

「ユイナ寒いの苦手だし、ちょうどいいから手紙渡すときに『ハナコ様からシュン王子に』って言っときました」

 じゃ、そう言うことで。って、ユイナはさっさと食堂に向かってった。
 てか、つまりはどうなったってコト?

「華子、あんた……手紙ちゃんと手配したんじゃなかったの?」
「そ、それが直前まで忘れてて……」
「そんで自分で書いたってワケ?」

 うなずくと、鼻ではんって笑われた。もはや罵倒のコトバもなし!?

「で、でも、だったら山田はどこ行ったんだろう」
「会いに行ったんじゃないの? ハナコからの手紙って渡されたんだから」
「会いにって、誰に?」
「あんたに決まってるでしょうが」

 へ、わたし?
 でもそうか。ユイナの代わりにまんまとおびき出されたのが、山田になったってわけか。
 っていうか、ゲームシナリオ変わりすぎっ。

「どうしよう……」

 ユイナが部屋に戻ってから随分時間経ってるし。
 山田、ずっと待ってたりするのかな? まさか凍死してたりしないよね?