断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~

 恐る恐る入ったけど、普通に露天風呂してて気持ちいい。乳白色の湯は美肌に効くって有名らしい。
 肩までつかると疲れが一気に取れてくって感じ。こういうとき日本人に生まれてよかったって思うよね。あ、ここはヤーマダ王国だったっけか。

「ハナコ様、ほかに誰もいなくってふたり占めですわね!」
「え、ええ、そうね、ジュリエッタ」

 何、未希棒読みで大声出してんの? ちょっと戸惑い気味に未希の顔を見る。
 だってさっき言われたんだ。ここの声、となりの男湯にも響くから気をつけろって。

「まぁ、ハナコ様! なんてモッチモチの白いお肌なんでしょう! すべっすべで女のわたくしでも思わず触りたくなってしまいますわ!」

 そう言ってる間、未希はわたしのことなんか見ちゃいない。しかも男湯に向けて聞こえよがしに叫んでるし。
 とりあえず黙って見守っとこう。まだ未希が激オコなのは、ヒシヒシと伝わってくるし。触らぬ神にタタリなしだ。

「あ、ハナコ様、防御(へき)を張っているので、あまりわたくしから離れないでくださいね?」
「え?」