それでまあ朝食を済ませた俺たちが仕事に出ようとしていると、、、。 「あんたもこれを着て行きなさいよ。」って母さんがパーカーを持ってきた。
「何だそれ?」 「今流行りのおじさんパーカーだよ。」
「俺まだおじさんじゃないけど、、、。」 「いいからいいから。 流行には乗っといた方がいいわよ。」
とはいうものの、パーカーを見た俺は愕然としてしまった。 背中に大きな模様が、、、。
ogsun、、、
「あはは。 あんたにピッタリじゃない。」 「姉ちゃん それは無いよ。 こんなの着れたもんじゃない。」
「いいからいいから。 着てみてよ。」 「そうは言うけど、、、。」
それでも姉ちゃんは俺を見詰めているのであります。 しょうがないから腕を通しましょうか。
「お似合いじゃない。 決まりね。」 姉ちゃんはニコニコしながらショップへ行ってしまいました。
「誰がおじさんパーカーなんて作り出したんだよ? いい迷惑だ。」 家から離れた所で俺はパーカーを脱ぐとバッグに仕舞い込んで交番へ、、、。
今日も朝からカラスがカーカー喚きながら飛んでますねえ。 うるさいったらありゃしないわ。
交番前のバス停にじいさんたちが屯してます。 (何か有ったのかな?)
気にはなるけれど調べるほどのことじゃなさそうだから交番のドアを開けましょうか。 そしたら、、、。
「ここってお巡りさんが居たんだなあ。」って煙草を吹かしていたじいさんが言いました。 「ずっと前から居ますけど、、、。」
「すまんすまん。 居ないもんだと思ったわ。」 そのじいさんが煙草を揉み消すとみんな揃って何処かへ行ってしまいました。
ああいう変なのか変じゃないのか分からない年寄りが増えちまったもんだよなあ。 どうしてくれるんだよ?
「中野通交番 居るか?」 「居ますけど、、、。」
「よしよし。 無線もまだ壊れてないみたいだな。」 それだけで無線は切れました。
おじさんパーカーねえ、、、。 悔しいからさあ、おばさんパンツってのを作ってやろうかな?
だっておばさんだとさあ、セクシー女優みたいな派手パンは履けないでしょう? 地味ーーーーーーなおばパン作ってやりたいわ。
とか言いながら裏地は派手派手の金メッキだったりしてなあ。 ガンプラじゃないっての。
想像するだけでなんか怖いなあ。 キンキラキンのおばパンツ、、、。
「キンキンマークでーーーーーす。」 昔人気だったクイズ番組じゃないっつうの。
それにしてもさあ、ジェンダーとかおっさんだとかおばさんだとか何時ごろから喚きだしたのかねえ? いいじゃないか、おじさんだっておばさんだって。
今はピーチピッチのお姉さんでも30年もすればしーーわしわの小太り婆さんになってんだぞーーーーー。 その時に泣いても知らねえぞ。
意識高い系のおギャルなお姉さんは嫌いでーーーーす。 付き合えませーーーーーーん。
それだから姉ちゃんしかくっ付いてこないんだよなあ。 俺ってやっぱり変かな?
姉ちゃんに子供を産ませちゃいそうな気がするわ。 桑原桑原、、、。
とか何とか言いながら誰も来ない交番の中で本を読んでます。 無線も静かだしまあいいか。
外はいつものように車が行き来してますねえ。 みんな何処に行くんだろう?
「何処でもいいやんか。 行く所が有るから走ってんだよ。」 トラックの運転手に言われたことが有る。
俺には行く所なんて無いのにさあ。 「こんにちはーーーーーー。」
「うわ、また来た。」 「またって何よ またって。」
「うるさいんだよ 姉ちゃん。 たまには引っ込んでて。」 「それがさあ引っ込めないんだよなあ。」
「何でだよ?」 「こんなだらしない弟が居るもんで。」
「何 姉ちゃん面してるのさ?」 「私はあなたの姉ですから。」
「そういう時だけ気取るなっての。 サボり魔め。」 「うわー、姉をサボり魔だってーーー。 ひどいひどいーーーー。」
「ほら始まった。 たまにはさあ、幽霊が出る劇場でも見に行ったらどうなの?」 「やだやだあ。 あたしが幽霊嫌いなのを知っててわざと言ってるわーーーー。」
暴れる姉はまた無線のスイッチを入れました。 「こら! 遊ぶんじゃねえよ!」
無線係はまたまた噴火するんですけど、当の姉は何とも思ってませんねえ。 まいったなあ。
ということで午前中に何とか姉を黙らせるべくあの劇場へ探索に出掛けることにしたのであります。 もちろん内緒でね。
行き先を言っちゃうと暴れ出すから。 「ねえねえ何処に行くの?」
「巡回だよ。 巡回。」 「金でも貰えるの?」
「それは金塊。」 「じゃあさあ、誰かにお説教されるの?」
「それは訓戒。」 「じゃあさあ、どっかの山にでも登るの?」
「まあいいから付いてきな。」 「分かったけど何処に行くの?」
「楽しい所だよ。」 「遊園地?」
「この辺には無いだろう? 馬鹿。」 「また馬鹿にした。」
「馬鹿だもん。」 「あんたよりはいいわよ。」
「平の販売員なのに?」 「販売員を馬鹿にするなあ!」
「おれさあ、姉ちゃんを馬鹿にしてるんだけど。」 「言ったなあ! こらーーーーー!」
いつもの喧嘩ですわ。 疲れますなあ。
「ねえねえ、何処に行くのよ?」 「まあ付いてきな。」
俺は鼻歌でも歌いながら姉ちゃんを不気味な通りへ連れて来ました。 「なんか怖い。 帰ろうよ。」
「ダメダメ。 巡回始めたばかりなんだから。」 「ねえねえ帰ろうよ。」
ここ通称 劇場通りは昼間でも薄暗いんですよ。 んでね、劇場と反対側には壊れたラーメン屋、そして今も不気味な駐車場が有ります。
その駐車場の奥には雑木林が有りまして、何でも20年ほど前にここで殺人事件が起きたんだとか、、、。
「ねえねえ帰ろうよ。」 「ダメダメ。 この通りを貫けるまで帰れないよ。」
姉ちゃんはだんだんと怖くなってきたのか、俺にしがみ付いてます。 熱いなあ。
そしてその目的たる劇場が見えてきました。 「劇場じゃない。 何でこんな所に来たのよ?」
「いいからいいから。 ここも巡回の重要なポイントなんだから。」 そうそう、不審者とか陰でエッチしてるやつとか見付けたら最後、逮捕しちゃうのですよ。
とはいうけど現実は、、、、。 いつも逃げられた後なんだよなあ。
やつらはさあ、俺が見に来ない真夜中にここに来るんだよ。 汚いパンツとか使い捨てのゴムとか、そんなんだけ置いて逃げやがるんだ。
一度は捕まえて表彰されたいもんだなあ。 え? 不審者で表彰されるのかって?
夢だよ 夢。 遥かに叶わぬ俺の夢。
劇場の入り口から中へ入ります。 相変わらずごみごみしていて歩きにくいったらありゃしないわ。
カウンターが有りますね。 その横は職員の部屋。 んで観客用の通路が有りまして、、、、。
その先には2階へ上がる階段が、そして地下へ下りていく階段も有ります。 何とも不気味な空間ですわ。
下は前に見たから上に上がりましょうか。 ここは火を出した現場ですねえ。
姉ちゃんは相変わらず俺にしがみ付いたまま。 さっきまでの大騒ぎは何処に行ったんでしょうねえ?
「ねえ、帰ろうよ。 怖いよ。」 「ダメダメ。 終わるまで帰らないよ。」
「終わるまでって何処まで行くのよ?」 「端っこまでだよ。」
「えーーーーー? そんなんじゃあ私死んじゃうわ。」 「大丈夫。 簡単には死なないから。」
「そんなこと言ったって、、、。」 さすがのサボり魔もどうしていいのか分からないみたい。
俺は階段を上がって観客席の方へ歩いていきます。 姉ちゃんは諦めたように俺にビッタリとくっ付いて歩いてきます。 歩きにくいなあ。
重い扉を開けまして観客席に入るとまあ大変。 照明が全て落ちて粉々になってますねえ。
壁も天井も焼け焦げて今でも饐えた臭いが立ち込めてますよ。 椅子は壊れてるし、床には何かが散らばってる。
(何だろう?)と思って塊の一つを拾い上げてみる。 それはそれは野良犬か何かのうんうんでしたわ。
こんな所にまで入り込んで野良様が暴れてたのねえ。 「ねえ、何これ?」
姉ちゃんが不思議そうに椅子の下を指差します。 よーーーーく見てみると、、、。
「姉ちゃん それさあ子猫の死体だよ。」 「ギャーーーーーーーーーーー! 死体を見ちゃった!」
「死体より喚く姉ちゃんのほうが怖いわ。」 「何だと? 私の方が怖いってか?」
「死体は何もしないけど姉ちゃんはすぐに絡んでくるじゃない。」 「絡んだっていいしょ? 人間なんだもん。」
「またまた分からん屁理屈を。」 「何でもいいからさあ、早く帰ろうよ。」
「じゃあ姉ちゃんだけ帰れば?」 「やだやだ。 一人じゃ歩けない。」
「困った女だなあ。 偉そうに噛み付いといてこれだからなあ。」 「いいじゃんいいじゃん。 弟なんだから。」
「訳分んねえっつうの。 黙ってなさい。」 「うん。 黙る。」
そんなわけで観客席からステージの方へ行ってみましょう。 最初に燃えたのはこの幕でしたねえ。
ステージには小道具や大道具の燃えカスが散らばってます。 そこにヒールなんかも転がってますねえ。
床には落書きが、、、。 『今日はいい天気』だって。
相当に荒らされてるみたいだねえ。 ステージの奥の方には誰かの衣装がそのまま投げ捨てられてます。
脇には着替えるスペースも用意されてたみたいだから見に行こうかな。
「何だそれ?」 「今流行りのおじさんパーカーだよ。」
「俺まだおじさんじゃないけど、、、。」 「いいからいいから。 流行には乗っといた方がいいわよ。」
とはいうものの、パーカーを見た俺は愕然としてしまった。 背中に大きな模様が、、、。
ogsun、、、
「あはは。 あんたにピッタリじゃない。」 「姉ちゃん それは無いよ。 こんなの着れたもんじゃない。」
「いいからいいから。 着てみてよ。」 「そうは言うけど、、、。」
それでも姉ちゃんは俺を見詰めているのであります。 しょうがないから腕を通しましょうか。
「お似合いじゃない。 決まりね。」 姉ちゃんはニコニコしながらショップへ行ってしまいました。
「誰がおじさんパーカーなんて作り出したんだよ? いい迷惑だ。」 家から離れた所で俺はパーカーを脱ぐとバッグに仕舞い込んで交番へ、、、。
今日も朝からカラスがカーカー喚きながら飛んでますねえ。 うるさいったらありゃしないわ。
交番前のバス停にじいさんたちが屯してます。 (何か有ったのかな?)
気にはなるけれど調べるほどのことじゃなさそうだから交番のドアを開けましょうか。 そしたら、、、。
「ここってお巡りさんが居たんだなあ。」って煙草を吹かしていたじいさんが言いました。 「ずっと前から居ますけど、、、。」
「すまんすまん。 居ないもんだと思ったわ。」 そのじいさんが煙草を揉み消すとみんな揃って何処かへ行ってしまいました。
ああいう変なのか変じゃないのか分からない年寄りが増えちまったもんだよなあ。 どうしてくれるんだよ?
「中野通交番 居るか?」 「居ますけど、、、。」
「よしよし。 無線もまだ壊れてないみたいだな。」 それだけで無線は切れました。
おじさんパーカーねえ、、、。 悔しいからさあ、おばさんパンツってのを作ってやろうかな?
だっておばさんだとさあ、セクシー女優みたいな派手パンは履けないでしょう? 地味ーーーーーーなおばパン作ってやりたいわ。
とか言いながら裏地は派手派手の金メッキだったりしてなあ。 ガンプラじゃないっての。
想像するだけでなんか怖いなあ。 キンキラキンのおばパンツ、、、。
「キンキンマークでーーーーーす。」 昔人気だったクイズ番組じゃないっつうの。
それにしてもさあ、ジェンダーとかおっさんだとかおばさんだとか何時ごろから喚きだしたのかねえ? いいじゃないか、おじさんだっておばさんだって。
今はピーチピッチのお姉さんでも30年もすればしーーわしわの小太り婆さんになってんだぞーーーーー。 その時に泣いても知らねえぞ。
意識高い系のおギャルなお姉さんは嫌いでーーーーす。 付き合えませーーーーーーん。
それだから姉ちゃんしかくっ付いてこないんだよなあ。 俺ってやっぱり変かな?
姉ちゃんに子供を産ませちゃいそうな気がするわ。 桑原桑原、、、。
とか何とか言いながら誰も来ない交番の中で本を読んでます。 無線も静かだしまあいいか。
外はいつものように車が行き来してますねえ。 みんな何処に行くんだろう?
「何処でもいいやんか。 行く所が有るから走ってんだよ。」 トラックの運転手に言われたことが有る。
俺には行く所なんて無いのにさあ。 「こんにちはーーーーーー。」
「うわ、また来た。」 「またって何よ またって。」
「うるさいんだよ 姉ちゃん。 たまには引っ込んでて。」 「それがさあ引っ込めないんだよなあ。」
「何でだよ?」 「こんなだらしない弟が居るもんで。」
「何 姉ちゃん面してるのさ?」 「私はあなたの姉ですから。」
「そういう時だけ気取るなっての。 サボり魔め。」 「うわー、姉をサボり魔だってーーー。 ひどいひどいーーーー。」
「ほら始まった。 たまにはさあ、幽霊が出る劇場でも見に行ったらどうなの?」 「やだやだあ。 あたしが幽霊嫌いなのを知っててわざと言ってるわーーーー。」
暴れる姉はまた無線のスイッチを入れました。 「こら! 遊ぶんじゃねえよ!」
無線係はまたまた噴火するんですけど、当の姉は何とも思ってませんねえ。 まいったなあ。
ということで午前中に何とか姉を黙らせるべくあの劇場へ探索に出掛けることにしたのであります。 もちろん内緒でね。
行き先を言っちゃうと暴れ出すから。 「ねえねえ何処に行くの?」
「巡回だよ。 巡回。」 「金でも貰えるの?」
「それは金塊。」 「じゃあさあ、誰かにお説教されるの?」
「それは訓戒。」 「じゃあさあ、どっかの山にでも登るの?」
「まあいいから付いてきな。」 「分かったけど何処に行くの?」
「楽しい所だよ。」 「遊園地?」
「この辺には無いだろう? 馬鹿。」 「また馬鹿にした。」
「馬鹿だもん。」 「あんたよりはいいわよ。」
「平の販売員なのに?」 「販売員を馬鹿にするなあ!」
「おれさあ、姉ちゃんを馬鹿にしてるんだけど。」 「言ったなあ! こらーーーーー!」
いつもの喧嘩ですわ。 疲れますなあ。
「ねえねえ、何処に行くのよ?」 「まあ付いてきな。」
俺は鼻歌でも歌いながら姉ちゃんを不気味な通りへ連れて来ました。 「なんか怖い。 帰ろうよ。」
「ダメダメ。 巡回始めたばかりなんだから。」 「ねえねえ帰ろうよ。」
ここ通称 劇場通りは昼間でも薄暗いんですよ。 んでね、劇場と反対側には壊れたラーメン屋、そして今も不気味な駐車場が有ります。
その駐車場の奥には雑木林が有りまして、何でも20年ほど前にここで殺人事件が起きたんだとか、、、。
「ねえねえ帰ろうよ。」 「ダメダメ。 この通りを貫けるまで帰れないよ。」
姉ちゃんはだんだんと怖くなってきたのか、俺にしがみ付いてます。 熱いなあ。
そしてその目的たる劇場が見えてきました。 「劇場じゃない。 何でこんな所に来たのよ?」
「いいからいいから。 ここも巡回の重要なポイントなんだから。」 そうそう、不審者とか陰でエッチしてるやつとか見付けたら最後、逮捕しちゃうのですよ。
とはいうけど現実は、、、、。 いつも逃げられた後なんだよなあ。
やつらはさあ、俺が見に来ない真夜中にここに来るんだよ。 汚いパンツとか使い捨てのゴムとか、そんなんだけ置いて逃げやがるんだ。
一度は捕まえて表彰されたいもんだなあ。 え? 不審者で表彰されるのかって?
夢だよ 夢。 遥かに叶わぬ俺の夢。
劇場の入り口から中へ入ります。 相変わらずごみごみしていて歩きにくいったらありゃしないわ。
カウンターが有りますね。 その横は職員の部屋。 んで観客用の通路が有りまして、、、、。
その先には2階へ上がる階段が、そして地下へ下りていく階段も有ります。 何とも不気味な空間ですわ。
下は前に見たから上に上がりましょうか。 ここは火を出した現場ですねえ。
姉ちゃんは相変わらず俺にしがみ付いたまま。 さっきまでの大騒ぎは何処に行ったんでしょうねえ?
「ねえ、帰ろうよ。 怖いよ。」 「ダメダメ。 終わるまで帰らないよ。」
「終わるまでって何処まで行くのよ?」 「端っこまでだよ。」
「えーーーーー? そんなんじゃあ私死んじゃうわ。」 「大丈夫。 簡単には死なないから。」
「そんなこと言ったって、、、。」 さすがのサボり魔もどうしていいのか分からないみたい。
俺は階段を上がって観客席の方へ歩いていきます。 姉ちゃんは諦めたように俺にビッタリとくっ付いて歩いてきます。 歩きにくいなあ。
重い扉を開けまして観客席に入るとまあ大変。 照明が全て落ちて粉々になってますねえ。
壁も天井も焼け焦げて今でも饐えた臭いが立ち込めてますよ。 椅子は壊れてるし、床には何かが散らばってる。
(何だろう?)と思って塊の一つを拾い上げてみる。 それはそれは野良犬か何かのうんうんでしたわ。
こんな所にまで入り込んで野良様が暴れてたのねえ。 「ねえ、何これ?」
姉ちゃんが不思議そうに椅子の下を指差します。 よーーーーく見てみると、、、。
「姉ちゃん それさあ子猫の死体だよ。」 「ギャーーーーーーーーーーー! 死体を見ちゃった!」
「死体より喚く姉ちゃんのほうが怖いわ。」 「何だと? 私の方が怖いってか?」
「死体は何もしないけど姉ちゃんはすぐに絡んでくるじゃない。」 「絡んだっていいしょ? 人間なんだもん。」
「またまた分からん屁理屈を。」 「何でもいいからさあ、早く帰ろうよ。」
「じゃあ姉ちゃんだけ帰れば?」 「やだやだ。 一人じゃ歩けない。」
「困った女だなあ。 偉そうに噛み付いといてこれだからなあ。」 「いいじゃんいいじゃん。 弟なんだから。」
「訳分んねえっつうの。 黙ってなさい。」 「うん。 黙る。」
そんなわけで観客席からステージの方へ行ってみましょう。 最初に燃えたのはこの幕でしたねえ。
ステージには小道具や大道具の燃えカスが散らばってます。 そこにヒールなんかも転がってますねえ。
床には落書きが、、、。 『今日はいい天気』だって。
相当に荒らされてるみたいだねえ。 ステージの奥の方には誰かの衣装がそのまま投げ捨てられてます。
脇には着替えるスペースも用意されてたみたいだから見に行こうかな。


