「何か言ったかな?」 「言ってませんが、、、。」
「ならよろしい。」 「偉そうに言うなっての。」
「何だって?」 「何も無いわ。」
それで今夜は二人黙って自転車を押してます。 ああ、しんど。
買い物も済ませて家の近くまで来ると、、、。 「あーら、やっと帰ったのね? 待てないから来ちゃった。」
そう言って母ちゃんが荷物を取り上げて家に入っていきました。 何だよ、これ?
姉ちゃんはというとどっか項垂れているようですねえ。 何か有ったのかな?
部屋を覗いても反応しませんです。 窓を見詰めてボーっとしてます。
(今夜は静かだぞ。) そう思ったのもつかの間。
「ねえねえ、今夜もさあ一緒にお風呂入ろうねえ。」 「何だよ いきなり。」
「いきなりって何よ いきなりって?」 「これだから姉ちゃんは付き合いにくいの。」
「じゃあ、どうしたらいいのさ?」 「その分かりにくい性格を何とかしなさい。」
「だって生まれた時からこうなんだもん。 しょうがないじゃないよ。」 「そうかもしれんけど、、、。」
「お二人さーーーん、ご飯だよーーーーーー。」 「叫ばなくても聞いてるってば。」
「あらあら、聞こえてないかと思って、、、。」 「母ちゃんの声はウルトラスーパーにうるさいから大丈夫。」
「んもう、、、。 お風呂沸かさないぞ。」 「いいもん。 自分で沸かすから。」
「ああ言えばこう言うねえ。」 「違うよ。 ああ言えば上祐って言うの。」
「あーーーら、ごめんなさいねえ。 しゃれた言葉は知らないもんで。」 母ちゃんは肉を焼きながら時計を見た。
「何だ、、、今夜も賑やかだなあ。」 たまに登場する親父がポツリ、、、。
親父は飲まないと静かでおとなしいんだよなあ。 ずっとそのままで居てくれ。
酔っ払うと相撲取りでも止められないくらいに激しいんだから。 そうそう、それがこの町の名物なんだけどねえ。
おめでたくない名物だわ。 いい加減にしてほしいなあ。
とはいえ、まだ60代。 暴れ足りないのかなあ?
今日も四人でテーブルを囲んで賑やかに静かに夕食を、、、。 どっちなんだよ?
まあね、姉ちゃんもこの頃になるとやっと元気を取り戻したらしく恒例のお喋りが始まりました。
今日さあ、交番に遊びに行ったの。 そしたらさあ、、、。」
「何かやったのか?」 「逮捕されちゃったあ。」
「わわわわわ、言うなって。」 「逮捕? いっつもされてるやん。」
「どういうこと?」 「あんたら仲良しだからねえ。 いつだってイチャイチャしてるじゃない。 羨ましいわ。」
「母ちゃん、それは無いよ。」 「仲良しなんだからさあ、いっそのこと結婚しなさいよ。」
「姉と弟じゃあ無理だよ。」 「無理なこと無いわよ。 ねえ、お父さん。」
「俺に言われてもなあ、、、。」 「そうだよなあ。 父ちゃん。」
「でもお前、五月が好きなんだろう?」 「そりゃさあ、姉貴だから嫌いじゃないよ。」
「じゃあ、明日から一緒になれや。」 「え?」
この一言には母ちゃんも驚いた様子。 姉ちゃんと俺をジロジロと見回すのでありました。
その夜、姉ちゃんはどっか落ち着かない様子。 父さんに「一緒になれや。」なんて言われたもんだから萌えてるみたい。
そんなんで萌えてもらっても困るんだけどなあ。 「ねえねえ、一緒にお風呂入ろうよ。」
「また来た。」 「またって何よ またって?」
「また、、、なんだよ。 うざいなあ。」 「あんだけ私のおっぱいで遊んでおいて、、、。」
「遊ばせたのはあんたでしょうが、、、。」 「だからってそれは無いよ。」
「いいの。 黙ってて。」 「黙っていられないんだなあ これが、、、、。」
「っていつもじゃない。」 「いつもでもドコモでもいいの。 お風呂入ろうよ。」
「しょうがないなあ。 入ってやるか。」 「ほんとは嬉しいんでしょう?」
「う、、、。」 姉ちゃんは先に行ってしまいましたです。
そろそろと一階に下りていくと母さんが洗濯をしてました。 「あーーら、今からお風呂?」
「そうなんだよ。」 「元気出しなさい。 立ってるんでしょう?」
「何が?」 「そこだよ そこ。」
母ちゃんが指差しているのは、、、。 見てびっくり。
俺は慌てて浴室のドアを閉めました。 中では姉ちゃんが体を洗っていますね。
「やっと来たか。」 「ヤットデタマンなのだあ。」
「古過ぎて笑えないんだけど。」 「え? あっそうか。」
気取ってみたけどあんまりに古過ぎてどうしていいのか分からない。 「アンパンチーーーー!」
「お見事ですわーー。 お姉様。」 「何ヨ その言い方?」
俺も湯を浴びて浴槽に入る。 すると空かさず姉ちゃんが擦り寄ってきた。
まあまあ遊んでくれるような男も居ないししょうがないか。 「あんただって遊んでくれる女は居ないんでしょう? どっちもどっちよね?」
「そう言われたらお終いだわーーー。」 「そうねそうね。」
姉ちゃんはいつものように抱っこをせがむのであります。 しょうがないから抱っこしてやるか。
そしてまたいつものように絡み合っております。 飽きない姉弟だなあ。
姉ちゃんさあ、スタイルいいから萌えるんだよなあ。 ボンのボンだし、、、。
お腹までボンだから完璧とは言えないんだけどねえ。 でもまあいいか。
「今夜も最高よ。 スッキリしちゃった。」 こういう時は逆らわないほうがいいの。
逆らうと「お母さんに言い付けてやる!」って騒ぐから。 でも今夜は恐ろしいくらいに優しいんだよなあ。
「ねえねえ、一緒に寝ようよ。」 「へ?」
「一緒に寝ようってば。」 「姉ちゃんとかい?」
「そうよ。 誰か彼女でも居るの?」 「居ないけど、、、。」
「じゃあいいでしょう。 来て。」 「しょうがないなあ。」
「本当は嬉しいんでしょう?」 「何がだよ?」
「私の裸を見られるから。」 「いつも見てますが、、、。」
「うわ、変態だあ。 いつも覗き見してるのね?」 「姉ちゃんさあ、ドア開けっ放しなんだもん 見えるよ そりゃあ。」
「あたしのせいにするのね? ひどーーーい。」 そう言って姉ちゃんは泣き真似をするのであります。
付き合ってられないんだけど付き合ってやんないと朝まで騒ぐから、、、。 可哀そうな俺。
そんなわけでお風呂上りに姉ちゃんの布団に潜り込みました。 「よしよし。 可愛いんやね あんた。」
「今頃気付いたんかい?」 「前から知ってたわよ。」
「あれだけ俺を虐めておいて?」 「あたしは虐めてなんかないわよ。 虐められてきたんだからね。」
「誰にだよ?」 「あんたよ あんた。」
「また始まったわ。」 「いいからいいから。 寝ようよ。」
そう言って姉ちゃんは俺に腕枕をせがんでくるのであります。 ほんとに可哀そうな女。
誰か捕まえてやってくれないかなあ?
そのままで朝までくっ付いてるんです 俺たち。 いつの日か逃げ出したいのに、、、。
ニコッとされたら当分逃げられそうにないなあ。 彼女だって居ないんだし。
朝食を食べていると母さんが不思議そうな顔で俺を見てます。 「どうしたの?」
「夕べさあ、五月といいことしてたでしょう?」 「してないしてない。」
「聞こえてたわよーーーー。 おかげで父さんまで欲情してやっちゃったんだからね。 ああ疲れた。」
「そんなことまで俺に言われても困るんだけど。」 「そうよねえ? あんたたちお幸せなんだからさあ、、、。」
「どういう意味だよ?」 「21世紀に稀に見る愛し合う姉と弟。 うーーーー、ドラマになりそうねえ。」
「よしてよ。 そんな柄じゃないんだから。」 「出し柄だから何でもいいのよねえ。 ねえ五月。」
急に話を振られた姉ちゃんは変な顔をしてます。 「うーん、変顔。」
「いいの。 生まれた時からこうなんだから。」 「ごめんねえ。 変顔に産んじゃって。」
朝から家族揃って何という話をしてるんだか、、、?
「ならよろしい。」 「偉そうに言うなっての。」
「何だって?」 「何も無いわ。」
それで今夜は二人黙って自転車を押してます。 ああ、しんど。
買い物も済ませて家の近くまで来ると、、、。 「あーら、やっと帰ったのね? 待てないから来ちゃった。」
そう言って母ちゃんが荷物を取り上げて家に入っていきました。 何だよ、これ?
姉ちゃんはというとどっか項垂れているようですねえ。 何か有ったのかな?
部屋を覗いても反応しませんです。 窓を見詰めてボーっとしてます。
(今夜は静かだぞ。) そう思ったのもつかの間。
「ねえねえ、今夜もさあ一緒にお風呂入ろうねえ。」 「何だよ いきなり。」
「いきなりって何よ いきなりって?」 「これだから姉ちゃんは付き合いにくいの。」
「じゃあ、どうしたらいいのさ?」 「その分かりにくい性格を何とかしなさい。」
「だって生まれた時からこうなんだもん。 しょうがないじゃないよ。」 「そうかもしれんけど、、、。」
「お二人さーーーん、ご飯だよーーーーーー。」 「叫ばなくても聞いてるってば。」
「あらあら、聞こえてないかと思って、、、。」 「母ちゃんの声はウルトラスーパーにうるさいから大丈夫。」
「んもう、、、。 お風呂沸かさないぞ。」 「いいもん。 自分で沸かすから。」
「ああ言えばこう言うねえ。」 「違うよ。 ああ言えば上祐って言うの。」
「あーーーら、ごめんなさいねえ。 しゃれた言葉は知らないもんで。」 母ちゃんは肉を焼きながら時計を見た。
「何だ、、、今夜も賑やかだなあ。」 たまに登場する親父がポツリ、、、。
親父は飲まないと静かでおとなしいんだよなあ。 ずっとそのままで居てくれ。
酔っ払うと相撲取りでも止められないくらいに激しいんだから。 そうそう、それがこの町の名物なんだけどねえ。
おめでたくない名物だわ。 いい加減にしてほしいなあ。
とはいえ、まだ60代。 暴れ足りないのかなあ?
今日も四人でテーブルを囲んで賑やかに静かに夕食を、、、。 どっちなんだよ?
まあね、姉ちゃんもこの頃になるとやっと元気を取り戻したらしく恒例のお喋りが始まりました。
今日さあ、交番に遊びに行ったの。 そしたらさあ、、、。」
「何かやったのか?」 「逮捕されちゃったあ。」
「わわわわわ、言うなって。」 「逮捕? いっつもされてるやん。」
「どういうこと?」 「あんたら仲良しだからねえ。 いつだってイチャイチャしてるじゃない。 羨ましいわ。」
「母ちゃん、それは無いよ。」 「仲良しなんだからさあ、いっそのこと結婚しなさいよ。」
「姉と弟じゃあ無理だよ。」 「無理なこと無いわよ。 ねえ、お父さん。」
「俺に言われてもなあ、、、。」 「そうだよなあ。 父ちゃん。」
「でもお前、五月が好きなんだろう?」 「そりゃさあ、姉貴だから嫌いじゃないよ。」
「じゃあ、明日から一緒になれや。」 「え?」
この一言には母ちゃんも驚いた様子。 姉ちゃんと俺をジロジロと見回すのでありました。
その夜、姉ちゃんはどっか落ち着かない様子。 父さんに「一緒になれや。」なんて言われたもんだから萌えてるみたい。
そんなんで萌えてもらっても困るんだけどなあ。 「ねえねえ、一緒にお風呂入ろうよ。」
「また来た。」 「またって何よ またって?」
「また、、、なんだよ。 うざいなあ。」 「あんだけ私のおっぱいで遊んでおいて、、、。」
「遊ばせたのはあんたでしょうが、、、。」 「だからってそれは無いよ。」
「いいの。 黙ってて。」 「黙っていられないんだなあ これが、、、、。」
「っていつもじゃない。」 「いつもでもドコモでもいいの。 お風呂入ろうよ。」
「しょうがないなあ。 入ってやるか。」 「ほんとは嬉しいんでしょう?」
「う、、、。」 姉ちゃんは先に行ってしまいましたです。
そろそろと一階に下りていくと母さんが洗濯をしてました。 「あーーら、今からお風呂?」
「そうなんだよ。」 「元気出しなさい。 立ってるんでしょう?」
「何が?」 「そこだよ そこ。」
母ちゃんが指差しているのは、、、。 見てびっくり。
俺は慌てて浴室のドアを閉めました。 中では姉ちゃんが体を洗っていますね。
「やっと来たか。」 「ヤットデタマンなのだあ。」
「古過ぎて笑えないんだけど。」 「え? あっそうか。」
気取ってみたけどあんまりに古過ぎてどうしていいのか分からない。 「アンパンチーーーー!」
「お見事ですわーー。 お姉様。」 「何ヨ その言い方?」
俺も湯を浴びて浴槽に入る。 すると空かさず姉ちゃんが擦り寄ってきた。
まあまあ遊んでくれるような男も居ないししょうがないか。 「あんただって遊んでくれる女は居ないんでしょう? どっちもどっちよね?」
「そう言われたらお終いだわーーー。」 「そうねそうね。」
姉ちゃんはいつものように抱っこをせがむのであります。 しょうがないから抱っこしてやるか。
そしてまたいつものように絡み合っております。 飽きない姉弟だなあ。
姉ちゃんさあ、スタイルいいから萌えるんだよなあ。 ボンのボンだし、、、。
お腹までボンだから完璧とは言えないんだけどねえ。 でもまあいいか。
「今夜も最高よ。 スッキリしちゃった。」 こういう時は逆らわないほうがいいの。
逆らうと「お母さんに言い付けてやる!」って騒ぐから。 でも今夜は恐ろしいくらいに優しいんだよなあ。
「ねえねえ、一緒に寝ようよ。」 「へ?」
「一緒に寝ようってば。」 「姉ちゃんとかい?」
「そうよ。 誰か彼女でも居るの?」 「居ないけど、、、。」
「じゃあいいでしょう。 来て。」 「しょうがないなあ。」
「本当は嬉しいんでしょう?」 「何がだよ?」
「私の裸を見られるから。」 「いつも見てますが、、、。」
「うわ、変態だあ。 いつも覗き見してるのね?」 「姉ちゃんさあ、ドア開けっ放しなんだもん 見えるよ そりゃあ。」
「あたしのせいにするのね? ひどーーーい。」 そう言って姉ちゃんは泣き真似をするのであります。
付き合ってられないんだけど付き合ってやんないと朝まで騒ぐから、、、。 可哀そうな俺。
そんなわけでお風呂上りに姉ちゃんの布団に潜り込みました。 「よしよし。 可愛いんやね あんた。」
「今頃気付いたんかい?」 「前から知ってたわよ。」
「あれだけ俺を虐めておいて?」 「あたしは虐めてなんかないわよ。 虐められてきたんだからね。」
「誰にだよ?」 「あんたよ あんた。」
「また始まったわ。」 「いいからいいから。 寝ようよ。」
そう言って姉ちゃんは俺に腕枕をせがんでくるのであります。 ほんとに可哀そうな女。
誰か捕まえてやってくれないかなあ?
そのままで朝までくっ付いてるんです 俺たち。 いつの日か逃げ出したいのに、、、。
ニコッとされたら当分逃げられそうにないなあ。 彼女だって居ないんだし。
朝食を食べていると母さんが不思議そうな顔で俺を見てます。 「どうしたの?」
「夕べさあ、五月といいことしてたでしょう?」 「してないしてない。」
「聞こえてたわよーーーー。 おかげで父さんまで欲情してやっちゃったんだからね。 ああ疲れた。」
「そんなことまで俺に言われても困るんだけど。」 「そうよねえ? あんたたちお幸せなんだからさあ、、、。」
「どういう意味だよ?」 「21世紀に稀に見る愛し合う姉と弟。 うーーーー、ドラマになりそうねえ。」
「よしてよ。 そんな柄じゃないんだから。」 「出し柄だから何でもいいのよねえ。 ねえ五月。」
急に話を振られた姉ちゃんは変な顔をしてます。 「うーん、変顔。」
「いいの。 生まれた時からこうなんだから。」 「ごめんねえ。 変顔に産んじゃって。」
朝から家族揃って何という話をしてるんだか、、、?



