「おかえり、何の話?」
相変わらずクールな六花が、近寄ってきた。
茉織は………、大人しく宿題を始めたようだ。まぁ、さすがにね。
「放課後、体育館で試合するから来てほしいんだって。」
「で?行くの?」
なんて聞いてくる六花だけど、そんなに興味はなさそう。
「もちろん。断る理由がないし、まず頼まれちゃ断れないしね。」
あはは〜と曖昧に笑って、言った。
「そう。」
……やっば、演技すぎた?
六花が目を細めてじっと見つめてくるので内心ヒヤッとする。
たまに……本当にたまにだけど、六花には私の本性が見抜かれている気分になることがあるのだ。



