廊下のドアの直ぐ側にいたのは、ショートカットで切れ目が特徴の気が強くて活発な子。
勝手に一匹狼っぽいなってイメージを持っている。
えっと……、確か名前は東宮…麗依(とうみやれい)ちゃん、だっけ…?
下の名前で読んでいたはずだけど、最近会っていなかったから、うろ覚えだ。
ふつーに人の名前忘れるってやばいかもだけど。
「ごめんね、緋彩ちゃん。呼び出しちゃって。」
「おはよう。それは全然大丈夫だけど何かあったの?」
憂鬱に思いながらも隠して笑顔で返事をする。
麗依ちゃんが私に用って何なんだろうか。
「今日の放課後、試合練習するから助っ人頼んでもいいかな?」
あぁ……、そういうことか。
今日は頼みごとだけをされる日なのかなんなのか。
はぁ……。
心のなかで大きくため息を付いた。



