「しょうがないじゃん……っ、解いてもわかんないんだもん。時間が勿体ない!」
なんて自分が悪くないみたいな言い方をする茉織。
六花は隣でやれやれと再度ため息をついている。
私も内心は、六花と同じ考え。
でも………
「いいよ。ちゃんと終わらせなね?」
でも、私は笑顔を浮かべて数学のノートを手渡した。
なんで、そんなことをするの、って?
そんなに簡単、理由は1つ。
それは………、
私は、優しい皆の人気者の優等生だから。
♡✧♡✧♡✧♡✧♡✧♡✧♡✧♡✧♡✧♡✧♡✧♡
「緋彩ちゃん、いるー?」
なんて会話をしてると、隣のクラスの子に呼び出された。



