「おはよう〜!緋彩ちゃん!」 「おはよ、深儚。」 「おはよう篠宮さん。」 「あ、緋彩じゃん。おはよ。」 「おはよう。水瀬くん、有碧も。」 私が朝教室に入ると、たくさんの人が飛びついてくる。 男女関わらず誰でも。 そんなクラスメイトにやっと覚えた名前とともに挨拶を返す。 それが人気者な私の朝、自分の席につくまでの日課。 まぁ、いつもは朝早く学校に来るからみんながこっちに来るんだけどね。