《更新中》エリアーナの結婚 ~ 落ちこぼれ地味っ子令嬢は侯爵家令息の愛され妻?!私、お飾りのはずですが…?

 それに——
 本当に離縁になってしまっても、私は後悔しないの……?


『お飾りの妻が。花嫁修行など学んでも無駄になるだけだろう』


 葛藤する想いの外側で、アレクシスの冷酷な眼差しと声色がエリアーナの背中をぐい、と押してくる。

 ——そう、私は……離縁がしたい。
 無能なお飾りの妻エリアーナではなく、元通りの私に、《《ただの》》エリアーナに戻りたい。

「……ルル。私、がんばってみる……!」

 アレクシスへの想いを断ち切るように、エリアーナは顔を上げ、ぐ、と奥歯を噛み締めた。