「いや、かまわぬ。省庁の古参どもが優秀な君を離さなかったのだろう? 事情はよく知っているさ。これで役者が揃った、会議を始めよう! 知っての通りこの面々に於いては無礼講だ。報告は然り、言いたい事があったら何でも遠慮せずに言えよ?」
ユベールの有能な部下であると同時に、幼年の頃より王城で切磋琢磨しながら共に年を重ねた五名の青年たちが集うなか、明るい声をこぼすのは呑気な国王のみである。
「それで……ジークベルト、進捗を聞かせてくれ。レオン・ナイトレイについて、王弟陛下は何と?」
長剣を備えた騎士服に身を包み、長椅子に腕を組んで座りながら長い足を持て余している近衛騎士団長のアイザックが仏頂面で言う。腰まである黒髪を後ろに束ね、エメラルドの瞳をぎらつかせる。
アイザックとアレクシスの他三名はそれぞれ異なる役職に就きながらも、国王ユベールの政務を陰、日向となって支える若き精鋭たちである。
「真面目な一生徒で、特に怪しい点は見受けられないと。今後は彼の周辺にも探りを入れてみるつもりです」
レオンがエリアーナにした事を思えば腹わたが煮えるようだが、顔には出さずにぐっと堪える。兎にも角にも、今すべきは奴の行動を暴いて尻尾を掴むことだ。
ユベールの有能な部下であると同時に、幼年の頃より王城で切磋琢磨しながら共に年を重ねた五名の青年たちが集うなか、明るい声をこぼすのは呑気な国王のみである。
「それで……ジークベルト、進捗を聞かせてくれ。レオン・ナイトレイについて、王弟陛下は何と?」
長剣を備えた騎士服に身を包み、長椅子に腕を組んで座りながら長い足を持て余している近衛騎士団長のアイザックが仏頂面で言う。腰まである黒髪を後ろに束ね、エメラルドの瞳をぎらつかせる。
アイザックとアレクシスの他三名はそれぞれ異なる役職に就きながらも、国王ユベールの政務を陰、日向となって支える若き精鋭たちである。
「真面目な一生徒で、特に怪しい点は見受けられないと。今後は彼の周辺にも探りを入れてみるつもりです」
レオンがエリアーナにした事を思えば腹わたが煮えるようだが、顔には出さずにぐっと堪える。兎にも角にも、今すべきは奴の行動を暴いて尻尾を掴むことだ。

