アレクシスは精一杯の懺悔の念を込めているつもりなのだが、先ほどからまるで箍が外れたように何度も額や頬に優しいキスを落とされるものだから、エリアーナは恥ずかしくてたまらない。
「愛しているよ」
力強い腕が、混乱と緊張に強張る身体を安心させようと、ぎゅ、と抱きしめる。
「愛してる……」
堪えていた言葉を心のままに解き放てば、蜜のような甘い刺激に胸の内をくすぐられる。
ふ、と穏やかに微笑むと、アレクシスはエリアーナの髪に鼻を埋め、目を閉じた。
——俺の一方的な愛情だけなら何も起こらない。
だが愛を注ぎ、愛されることを望んでいた。
偽りの態度も、誤解もすれ違いも、もうじゅうぶんだ。
異能があってもなくとも、この命を懸けてエリーを守ることは、今もこれからも変わらぬのだから。
「あの……ずっと、疎まれていると思っていました。旦那様はてっきりアルマ様を愛していらっしゃるのだと」
エリアーナが蚊の鳴くような声で言う。
耳元で幾度もささやかれる突然の愛の囁きは、とても幸せだけれど、おもはゆい。
唐突に愛しているだなんて言われても。
お酒を飲んで眠ったままふわふわとした夢を見ているようで、手持ち無沙汰の指先でアレクシスのシャツの襟元をいじくった。
「愛しているよ」
力強い腕が、混乱と緊張に強張る身体を安心させようと、ぎゅ、と抱きしめる。
「愛してる……」
堪えていた言葉を心のままに解き放てば、蜜のような甘い刺激に胸の内をくすぐられる。
ふ、と穏やかに微笑むと、アレクシスはエリアーナの髪に鼻を埋め、目を閉じた。
——俺の一方的な愛情だけなら何も起こらない。
だが愛を注ぎ、愛されることを望んでいた。
偽りの態度も、誤解もすれ違いも、もうじゅうぶんだ。
異能があってもなくとも、この命を懸けてエリーを守ることは、今もこれからも変わらぬのだから。
「あの……ずっと、疎まれていると思っていました。旦那様はてっきりアルマ様を愛していらっしゃるのだと」
エリアーナが蚊の鳴くような声で言う。
耳元で幾度もささやかれる突然の愛の囁きは、とても幸せだけれど、おもはゆい。
唐突に愛しているだなんて言われても。
お酒を飲んで眠ったままふわふわとした夢を見ているようで、手持ち無沙汰の指先でアレクシスのシャツの襟元をいじくった。

