《更新中》エリアーナの結婚 ~ 落ちこぼれ地味っ子令嬢は侯爵家令息の愛され妻?!私、お飾りのはずですが…?

 軽々と運べば、ひょいと寝台に置く。アレクシスの片足を乗せたマットがぎしりと沈んだ。
 片手で肩を押され、あえなく仰向けに倒されたエリアーナはのしかかってくるアレクシスの胸板を必死で押し返した。

「旦那様……っ!」

 エリアーナの抵抗に、アレクシスがしぶしぶといった様子で顔を上げる。す、と薄青い瞳が眇められた。

「何だ?」

 刺すような威圧感に心臓が縮み、身体が小刻みに震えだす。

「こんな……乱暴なのは、嫌です……」
「その顔はいかにも、物足りないと訴えているように見えるが?」

 顔をそらせる暇すらなかった。
 唇が熱いものにふさがれ、思わず悲鳴が飛び出しそうになった。