《更新中》エリアーナの結婚 ~ 落ちこぼれ地味っ子令嬢は侯爵家令息の愛され妻?!私、お飾りのはずですが…?

 レオンは穏やかに、くすりと微笑う。

 ——微笑む顔が可愛い。いや、《《あれ》》は尊いと言ってもいいだろう。
 すぐ転ぶ。頑張ってはいるが救いようのないドジだ。そういうのも全部、いちいち愛らしい。

 ひどく緊張していたエリー・ロワイエはもう忘れてしまっただろう——この学園にやって来て、初めて笑った時のことを。
 カチコチに固まった彼女の緊張をほどこうと、レオンが幻の蝶フレイアを出現させたことも。

 レオンの心の内を知らぬエリアーナは当然ながらあからさまに拒絶する。

「やめて……。みんなにそんな冗談を言って揶揄っているのでしょう?! 私の反応を見て、面白がっているのでしょう……!」