*
教場に戻る廊下を歩きながら、アンは上機嫌を隠さない。
「やばーい! 私、レオン・ナイトレイに恋しちゃったかも!?」
他の生徒の目も気にぜず回廊の真ん中で小躍りするアンは、エリアーナがこれまで幾度となく聞いたセリフを語る。
「ふふ。アンったら《《また》》恋におちたの? よりによって今度はあのレオン?」
「ああ、レオン様っ……! 魔力も座学も学年成績トップにして女生徒の視線を釘付けにする超絶美男子。ふざけてるように見えるけど根は真面目な優等生! さっきのだって、ああ見えて私たちを庇ってくれたんでしょ!? そんなの、もう惚れるしかないじゃない!」
嬉々とはしゃぐアンを横目に、エリアーナは心底困ったように項垂れる。
「眼鏡、取られちゃったけどね……」
「それは私たちを馬鹿にしてるジゼルたちにエリーの素顔を見せつけるためよ。みんなは知らないんだから……大きな眼鏡の奥に隠された、エリーの真の可愛さを!」
「私にはただ面白がって揶揄われたとしか」
教場に戻る廊下を歩きながら、アンは上機嫌を隠さない。
「やばーい! 私、レオン・ナイトレイに恋しちゃったかも!?」
他の生徒の目も気にぜず回廊の真ん中で小躍りするアンは、エリアーナがこれまで幾度となく聞いたセリフを語る。
「ふふ。アンったら《《また》》恋におちたの? よりによって今度はあのレオン?」
「ああ、レオン様っ……! 魔力も座学も学年成績トップにして女生徒の視線を釘付けにする超絶美男子。ふざけてるように見えるけど根は真面目な優等生! さっきのだって、ああ見えて私たちを庇ってくれたんでしょ!? そんなの、もう惚れるしかないじゃない!」
嬉々とはしゃぐアンを横目に、エリアーナは心底困ったように項垂れる。
「眼鏡、取られちゃったけどね……」
「それは私たちを馬鹿にしてるジゼルたちにエリーの素顔を見せつけるためよ。みんなは知らないんだから……大きな眼鏡の奥に隠された、エリーの真の可愛さを!」
「私にはただ面白がって揶揄われたとしか」

