「高貴な旦那様の目に適う逸品は奥の部屋にございます。特別な御方のみにご紹介するものゆえ、我らが案内を」
「妻を一人きりにするのは心許ない。ここで見せてもらえないのか?」
男たちが互いに目配せをするが、一人が無言で首を横に振る。
「申し訳ありませんが」
「それは残念だ。それとも、ここでは見せられない理由でもあるのか?」
彼らのやりとりをカーテンの前で唖然と見守るエリアーナだが——どこからか聞きなれない声が聴こえたような気がした——いや、頭の中に届く声だ。
エリアーナは奇妙なその声に意識を集中させる。
(えどがーさまが、またくるよ。えどがーさま、こわい。いやだよ、いやだよ。きれいなもの、いっこへると、いっこふえる。もってきたひと、またしぬよ。)
「妻を一人きりにするのは心許ない。ここで見せてもらえないのか?」
男たちが互いに目配せをするが、一人が無言で首を横に振る。
「申し訳ありませんが」
「それは残念だ。それとも、ここでは見せられない理由でもあるのか?」
彼らのやりとりをカーテンの前で唖然と見守るエリアーナだが——どこからか聞きなれない声が聴こえたような気がした——いや、頭の中に届く声だ。
エリアーナは奇妙なその声に意識を集中させる。
(えどがーさまが、またくるよ。えどがーさま、こわい。いやだよ、いやだよ。きれいなもの、いっこへると、いっこふえる。もってきたひと、またしぬよ。)

