何も言わずに花梨と右京くんの間で交わされる会話を聞いていると、遠巻きにこちらを見ていた左京くんがやってきた。
「あっ、左京くんって言うんだよね?私、西野花梨。よろしくね~」
「…」
花梨が明るく挨拶するものの、表情一つ変えずにスルーされる。
「…西野胡桃です、」
さすがに何も言わないのは気が引けて、とりあえず名乗っておく。
返事が無かったのは花梨と同じだけど、ちらりとこちらに視線をおくってくれて、その時少しだけ、左京くんの目が見開かれた気がした。
「ごめんね、左京って結構無愛想なんだ。悪いやつじゃないんだけどね」
「全然、気にしないで」
「なんか、クールでかっこいい感じするし!」
花梨の言葉を慌てて追いかける。
そんな私達姉妹のフォローをものともせずに左京くんは席に戻ってしまった。
「あっ、左京くんって言うんだよね?私、西野花梨。よろしくね~」
「…」
花梨が明るく挨拶するものの、表情一つ変えずにスルーされる。
「…西野胡桃です、」
さすがに何も言わないのは気が引けて、とりあえず名乗っておく。
返事が無かったのは花梨と同じだけど、ちらりとこちらに視線をおくってくれて、その時少しだけ、左京くんの目が見開かれた気がした。
「ごめんね、左京って結構無愛想なんだ。悪いやつじゃないんだけどね」
「全然、気にしないで」
「なんか、クールでかっこいい感じするし!」
花梨の言葉を慌てて追いかける。
そんな私達姉妹のフォローをものともせずに左京くんは席に戻ってしまった。