Hush night


「これからは俺が死んでも守ってやる」



驚くほど低い声で、麗日が言う。

決意を固めたような、いままでの麗日とは違う────まさに、【レイ】の声。


目の前にいる彼の核の部分が、どんどんわからなくなる。



美しい彼にじっと見つめられ、息を止める。

ぐっと顔が近づいてきて、離れる間もなく噛み付くように唇が重なった。


「……っ、」



息苦しい触れ合いに溺れそうになる。

取り返しがつかないほど堕ちて、抜け出せない。


頭がふわふわして、何も考えられない。


「うる、目閉じて」

「……う、っ」



伏し目がちの麗日が異様に色っぽくて、慌てて目をぎゅっと閉じる。

余裕そうな麗日は、そんなわたしを見てふっと笑った。



「そー正解」


慣れたように角度を変えて唇を重ね合わせる麗日に、複雑な心境を覚えながらも浸かっていく。

甘くて、しんどい。