Hush night


この人と歩む人生が楽しみで仕方がない。

そんなふうに思える相手に出会えて、すごくすごく幸せだと思う。


心が満たされていっぱいになる。



「うわ、絶対いま雨瑠ちゃんに、なんかやばいこと言っただろレイくん」

「何も?」


「わー恐ろし、雨瑠ちゃんの顔真っ赤だって」

「は? 黙れ失せろ見んな」


呆れたような京さんと、言い合いする麗日。

そして弾さんも会話に入り、賑やかになる。



「ちなみに麗日、明日から仕事あるからな」

「うわ、弾が慈悲ねえ。こんな包帯巻かれて仕事とか出来ねえ」


「そんな包帯巻かれて迷わずここに来たのは誰だよ」

「俺だったわ」


テンポの良い会話に小さく笑っていると、麗日がわたしを見て嬉しそうに口角を上げた。


「やっぱ、雨瑠の笑顔可愛い」


もっと笑わせる、と意気込む麗日の両腕を、突然組員さんたちがホールドした。


何事かと思っていると、彼らは「麗日様、早く病院に戻りますよ」「そろそろ傷口が開きます」と麗日を連行していく。