慌てて密着していた身体を離して、麗日を見る。
彼の顔や体には、包帯や傷跡が生々しく残っている。
病院から飛び出してきたのは明らかで、ぎゅっと胸の奥が苦しくなった。
そんな姿を見ていると、彼が自分をこんなに愛してくれている人だということが信じられなくなる。
それと同時に愛おしさすらも込み上げてきて、泣きそうになりながら無意識のうちに呟いた。
「好き……ほんとに、大好き。麗日、ありがとう……」
……はじめて、好きだと言った。
ずっと、言えなかった言葉。
わたしの目に滲んだ涙を拭き、麗日は極上に甘い笑みを浮かべた。
「やっと、聞けた」
「……うん」
「雨瑠のこと、ずっと想い続けてて良かった」



