真っ直ぐな言葉が胸に刺さり、麗日の背中に腕を回してしがみついた。
一生分の幸せを、この人に出会うために使ったのかもしれない。
これ以上の幸福は、きっとない。
麗日と過ごす日常のなかで、また幸せが増えていくのだろうけれど。
「麗日……、傷付けて、ごめんなさい」
兄に情報を渡したのは、紛れもないわたしだ。
その罪は消えることがない。
何度謝っても悔やむけれど、麗日はわたしの頭を撫でながら言った。
「いいよ、ぜんぜん。これくらい何ともねえ」
「でも……痛かったよね、本当に本当にごめんなさい、」
ああ、わたしはどうしてこんなに優しい人を傷付けるようなことをしてしまったんだろう。
悔やんでも悔やみきれず、気分が落ち込む。
わたしのそんな様子を抱きしめているから見えないはずなのに、麗日は悟ったように笑った。
「あーうん、じゃあ雨瑠が好きって言ってくれたら治る」
「……う、え」



