そう言ってから、はたと気付く。
いま、……うるは何をしてる?
うるがあのまま俺の部屋にいるということは、考え難い。
意識が朦朧としていたせいで、確認するのが遅れたことを悔やむ。
直ちに京を呼ぼうと、弾に声をかけようとしたときだった。
「あれ、レイくんらしくないじゃん」
そんな言葉を吐きながら、タイミングよく入ってきたのは京だ。
その表情は、笑いを堪えきれてない。
俺が包帯に巻かれてベッドに横たわっているのが可笑しくて仕方ないのだろう。
……あーうざい。
かなり癪に触るけれど、ここはスルーしようと決め込んだ。
「レイくん、数ヶ月前の俺みたいになってんね」
「……あんときは世話してやったんだから、その笑顔引っ込めろよ」
「ハイハイ。その節はお世話になりまくりました」



