「れいひ、れい、ひ……っ」
どうしようどうしようどうしよう……。
このまま、麗日がいなくなってしまったら……わたしはどうすればいいの?
そんなこと思う資格などない矛盾が、頭の中を真っ白にする。
ただ彼の名前を繰り返すことしか出来ないわたしに、弾さんが幾分か落ち着いた声で状況を説明してくれた。
「こいつ、すぐに病院連れて行こうとしたら、こんなんなってんのに、うるちゃんとこ行かなきゃとか言って……聞かなくて」
なんで、そんなこと……。
自分の安否よりも、どうしてわたしのことなんか。
ぐったりした麗日を見るのは初めてで、苦しくて辛くて倒れそうになってしまう。
「……っ、麗日は、」
「とりあえず今から急いで『獅童組』直轄の病院に運び込む。治療を受けてから、容態はまた連絡する」



