☽ 翌日の夕方6時。 「今日は一緒に来ねえの?」 「うん……行かない」 「なんで」 「なんでって……わたし、じゃま、だし」 「はあ? 誰に言われたんそれ」 「……言われてない」 「じゃあ、いいじゃん」 このやり取りを何度繰り返したことだろう。 連れて行きたい麗日と、行きたくないわたし。 ふたりの間で、静かに攻防戦が繰り広げられている。