Hush night



「わたしの体型が嫌なら……わたしじゃなくても……いいでしょ、」


自分でも面倒くさいことを言っているのはわかっている。

でも止められないのだから仕方ない。


麗日の前では、我儘になってしまう。


「はあ? うるじゃなきゃ意味ねえよ。俺、うる以外なんも興味ねえし」

「そんなの……うそ、」


「本当。触れたいと思うのも、抱きたいと思うのも、全部うるだけ」



……この人は、なんてことを言うんだ。

勝手に赤くなる頬を隠すために、急いで下を向く。


それなのに麗日は阻止するように、わたしの顎を掴んで強制的に目を合わせてくる。



……狡猾だ。

ぐっと上がった口角が、目にかかった銀色の髪が、色っぽくて困る。




「俺に愛されてるって自覚して」



そんな甘い台詞だって、平然と言えてしまう。



ああ、どうしよう。

溺れているのに、誰も助けてくれない。