「…………それで弾。いまはどうなってんの? あいつらは無事なのか」
依然として低い声のままで、麗日は頷いたり点を仰いだりしている。
どうやら何か事が動き出したようで、彼の表情が曇っていく。
「……ああ、わかった。すぐ行く」
そこでスマホをタップして、麗日は通話を終わらせた。
ベッドの上で縮こまっているわたしを見ると、彼は困ったような顔で言う。
「ごめん、うる。俺いまから行かないと」
「なにか……あったの?」
「……『獅童組』の下っ端達が、突然何者かに襲われて病院送りになったらしい」
……何者かに襲われた。
その言葉に、胃がキリキリと痛み出す。
襲われた、という麗日の声はいつもの何倍も緊張感があり、言葉で表せないほど不安が募る。
『獅童組』直通の病院に運び込まれて命に別状はない、と言いつつも、麗日の表情は固いままだ。



