ひやりとした手が衣服の中に潜り込み、思わず唇を噛む。
それに気づいた麗日が、「なんで声我慢すんの」と可笑しそうに言う。
……この人は意地悪だ。
わたしのことを揶揄って楽しいんだろう。
麗日みたいに慣れてないんだってば……と不機嫌になりたい気分を抑えつつ、彼からふいっと目を逸らした。
「ごめんって」
……口先だけの謝罪なんていらないんだから。
ずっと目を逸らしたままでいれば、麗日は今度こそ慌てたように、わたしと目を合わせようと必死になる。
「うるが可愛くていじめたくなる気持ち、わかって」
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