わたしにしか見せない柔らかな笑みや、少し甘い声に、ふっと肩の力が抜けていく。
さっきまでずっと、麗日が他のところへ行ってしまった気分に勝手に陥っていたから、少しほっとした。
いつからこれほど寂しがるようになってしまったんだろう。
どれもこれも麗日のせいだ……と心の中で抗議しながら、彼の目を見て口を開いた。
「麗日が……作って、くれるの?」
「当たり前。うるにもうちょっと太ってほしいから、たくさん食わそう大作戦」
「ふ、太ってほしいの……?」
麗日と出逢ってからは、きちんと食事をするようになったから、きっと以前よりは健康的な身体に近づいたと思う。
わたし的にはあまり太りたくないんだけど……と考えていると、麗日はあっさりと言ってのける。
「だってうる、俺が抱きしめただけで壊れそうなくらい華奢だから」
「壊れないよ……?」
「んーまあ、どんなうるでも俺はずっと隣にいるけどな」



