……やっぱり麗日はトップに相応しいと認めざるを得ない。
穂積さんの言葉に、麗日は苦笑する。
「“あの人”に鍛えられたからな」
「流石レイ様です」
「穂積は俺を過信しすぎな」
喉を鳴らして麗日は言う。
穂積さんはかなり麗日のことを慕っているのは言葉や態度の節々から感じられる。
『獅童組』の人々は麗日を敬い、畏れているけれど、穂積さんは別格だ。
弾さんのように麗日の近い関係であるのは明らかだ。
「じゃ、そろそろ俺は帰るわ」
「はい、ではまた来週」
「おう」
綺麗に45度のお辞儀をする穂積さんから離れ、麗日はやっとわたしを見て微笑んだ。
「今日はビーフシチュー作ろうかな」



