「はい、それはもちろん分かっています。ファルザード様も魔力のことではいろいろご苦労が多かったとお察しします。だからこそ、私のことも心配してくださったんですよね」
「俺は……いや。まぁ、そうだな」
これには曖昧に頷いておく。
いずれにせよ、彼女が日常的に魔力を使っていないなら、ラーラがそれに干渉する機会もまたないということ。現状、トラブルが起きる可能性は極めて低いだろう。
今日のところは、ひとまずこれが確認できただけでも十分だ。
「ファルザード様がこうやって私のことに親身になってくださったの、すごく嬉しいです。ありがとうございます。……でも、どうして魔力のことを?」
「あぁ。これからあの酒場をはじめカルマンの身の回りは詳細に調べられる。調査官の中には他者の魔力の残滓を感じ取る者もいてな。今回の一件が明るみに出てしまうのは、君にとってうまくないだろう? それで、君が魔力を使っていなかったか、ふと気になった」
「俺は……いや。まぁ、そうだな」
これには曖昧に頷いておく。
いずれにせよ、彼女が日常的に魔力を使っていないなら、ラーラがそれに干渉する機会もまたないということ。現状、トラブルが起きる可能性は極めて低いだろう。
今日のところは、ひとまずこれが確認できただけでも十分だ。
「ファルザード様がこうやって私のことに親身になってくださったの、すごく嬉しいです。ありがとうございます。……でも、どうして魔力のことを?」
「あぁ。これからあの酒場をはじめカルマンの身の回りは詳細に調べられる。調査官の中には他者の魔力の残滓を感じ取る者もいてな。今回の一件が明るみに出てしまうのは、君にとってうまくないだろう? それで、君が魔力を使っていなかったか、ふと気になった」



