今だって、心臓が苦しいくらいに鼓動を刻んでいるというのに、彼はどこまで私を虜にすれば気が済むのか。速くなった脈も、逆上せたみたいに赤くなった頬も、しばらく落ち着いてくれそうにない。
「わっ! やっぱり愛されてるね、ティーナ!」
茶化すミリアをほんの少し恨みがましく思いながら、ポンッと頭頂に乗せられたファルザード様の大きな手に、そっと頭をすり寄せた。
だってそう、今はプライベートな時間だから。こんなふうに甘えても、誰にも文句は言わせない。
「……あれ。そう言えば、今日ってふたりのネコはどうしたの?」
思い出したようにミリアが口にした質問に、私とファルザード様は揃って顔を見合わせた。
「ハネムーンだ」
「は?」
ファルザード様の答えに、ミリアは鳩が豆鉄砲を食ったような顔をした。
ネコがハネムーンって……。ファルザード様ももう少し言い様があるだろうに。
苦笑しつつ、フォローする。
「ふふっ。あの二匹も新婚さんなの。それで今、二匹は蜜月を満喫中よ」
「わっ! やっぱり愛されてるね、ティーナ!」
茶化すミリアをほんの少し恨みがましく思いながら、ポンッと頭頂に乗せられたファルザード様の大きな手に、そっと頭をすり寄せた。
だってそう、今はプライベートな時間だから。こんなふうに甘えても、誰にも文句は言わせない。
「……あれ。そう言えば、今日ってふたりのネコはどうしたの?」
思い出したようにミリアが口にした質問に、私とファルザード様は揃って顔を見合わせた。
「ハネムーンだ」
「は?」
ファルザード様の答えに、ミリアは鳩が豆鉄砲を食ったような顔をした。
ネコがハネムーンって……。ファルザード様ももう少し言い様があるだろうに。
苦笑しつつ、フォローする。
「ふふっ。あの二匹も新婚さんなの。それで今、二匹は蜜月を満喫中よ」



