ファルザード様は私を半ば持ち上げるようにして、速度を上げた。
「それからミリアについても、おそらくその身に危険はない。良くも悪くも女の狙いはラーラだ。場合によっては、既に解放されているかもしれん。いずれにせよ、ラーラを救出した後で所在を確認する!」
「はい!」
「よかった!」
私とライアンの安堵の声が被る。
逞しい腕が、的確な状況判断が、そして彼という存在それ自体が、とてつもなく頼もしい。この瞬間、彼が私と一緒にいてくれたことに、まだ見ぬ神に感謝した。
そうして辿り着いた牧場。
ファルザード様が先頭になって牧場内を駆け、屠畜場になっている建物のドアを蹴破る。
その瞬間、目に飛び込んできたのは衝撃的な光景。専用の装具に両足を釣り上げて逆さ吊りにされたラーラが、今まさに斧を振り上げた牧場主の手で、喉を切り裂かれようとしていた。
その後のコンマ何秒間かの出来事は、すべてがスローモーションのようであり、瞬きみたいに束の間のようでもあり。
「いやぁーっ!! ラーラを助けて!!」
「それからミリアについても、おそらくその身に危険はない。良くも悪くも女の狙いはラーラだ。場合によっては、既に解放されているかもしれん。いずれにせよ、ラーラを救出した後で所在を確認する!」
「はい!」
「よかった!」
私とライアンの安堵の声が被る。
逞しい腕が、的確な状況判断が、そして彼という存在それ自体が、とてつもなく頼もしい。この瞬間、彼が私と一緒にいてくれたことに、まだ見ぬ神に感謝した。
そうして辿り着いた牧場。
ファルザード様が先頭になって牧場内を駆け、屠畜場になっている建物のドアを蹴破る。
その瞬間、目に飛び込んできたのは衝撃的な光景。専用の装具に両足を釣り上げて逆さ吊りにされたラーラが、今まさに斧を振り上げた牧場主の手で、喉を切り裂かれようとしていた。
その後のコンマ何秒間かの出来事は、すべてがスローモーションのようであり、瞬きみたいに束の間のようでもあり。
「いやぁーっ!! ラーラを助けて!!」



