「ミリアとティーナのネコも一緒に、通りで待たせてた馬車に乗り込んだ。不幸中の幸いっていうか、デモの後で道が悪かったから馬車はトロトロにしか走れなくて、俺の足でも追いかけられた。それで、馬車が着いたのは北地区の牧場主が所有する屠畜場で」
っ! 屠畜場……っ!!
耳にした瞬間、喉がヒュッと詰まる。
「女性が馬車から降りてきた時、ネコは小型の檻に入れられてた」
……檻。ここまで聞かされれば、嫌でも状況がのみ込める。
その〝ミリアと知りあいの貴族女性〟の狙いは、初めからラーラだった。ラーラは、ミリアを人質にしておびき寄せられたのだ。
バラバラの点が、糸になって繋がってくる。そうすれば、自ずと〝ミリアと知りあいの貴族女性〟も知れる。
絶望なのか。恐怖なのか。はたまた悲しみなのか。この時の私の心の状態を、言葉で表わすことは困難だった。
っ! 屠畜場……っ!!
耳にした瞬間、喉がヒュッと詰まる。
「女性が馬車から降りてきた時、ネコは小型の檻に入れられてた」
……檻。ここまで聞かされれば、嫌でも状況がのみ込める。
その〝ミリアと知りあいの貴族女性〟の狙いは、初めからラーラだった。ラーラは、ミリアを人質にしておびき寄せられたのだ。
バラバラの点が、糸になって繋がってくる。そうすれば、自ずと〝ミリアと知りあいの貴族女性〟も知れる。
絶望なのか。恐怖なのか。はたまた悲しみなのか。この時の私の心の状態を、言葉で表わすことは困難だった。



