「黙れ、売女! 今さら純情ぶったところで、私はすべて知っているぞ。なにが聖なる乙女だ。あぁ、忌々しいっ! マリエンヌから聞かされた後、半信半疑のまま人をやりお前の情夫だという男のことを探らせたら、酒場や賭博場などいかがわしげな場所に入り浸る男だと分かった」
殿下はその目を怒りで燃やし、ガシガシと頭を掻きむしると、歪みきった顔で私を見据えてさらに続ける。
「私と言う者がありながら何事だと思いつつ、温情から、忠告して目を覚まさせてやろうと思った。それなのに昨日私が向かった先で、まさかお前は事もあろうに魔物とっ!」
「あの、殿下……」
殿下が話しているのは、異国の言葉なのではないか。そう疑うくらいに、内容が頭に入らない。さっきお姉様の名前が出てきたような気もしたが、なにがなんだか……。
「十三年ぶりに見たあの紫の目……あぁ、思い出すだけで虫唾が走る! 救国の聖女だろうが、私は魔物のおさがりの女なんて御免だ。そして私を裏切った報い、しっかり受けてもらう!」
「あぅっ!」
殿下はその目を怒りで燃やし、ガシガシと頭を掻きむしると、歪みきった顔で私を見据えてさらに続ける。
「私と言う者がありながら何事だと思いつつ、温情から、忠告して目を覚まさせてやろうと思った。それなのに昨日私が向かった先で、まさかお前は事もあろうに魔物とっ!」
「あの、殿下……」
殿下が話しているのは、異国の言葉なのではないか。そう疑うくらいに、内容が頭に入らない。さっきお姉様の名前が出てきたような気もしたが、なにがなんだか……。
「十三年ぶりに見たあの紫の目……あぁ、思い出すだけで虫唾が走る! 救国の聖女だろうが、私は魔物のおさがりの女なんて御免だ。そして私を裏切った報い、しっかり受けてもらう!」
「あぅっ!」



