「いや、久しいというのは正しくないな。私は昨日も君に会いに行っているのだから。もっとも、君はおぞましい魔物と親密に過ごすのに忙しそうで、私の来訪に気づこうともしなかったけれど。……本当に、よくもこの私をコケにしてくれたよ」
「魔物? あの。いったい、なんのことを?」
まったく訳が分からない。そもそも、どうして殿下がこんな人攫いのような真似を……?
私はますます困惑した。
「晩餐の席でマリエンヌから君の情夫の存在を囁かれても、すぐには信じられなかった。それがまさか……。君には心底ガッカリしている。あんなに気にかけてやったというのに、最後の最後でこんな最低な裏切りをされようとはっ」
殿下が侮蔑の籠もった眼差しを向ける。
「待ってください。いったいなんの話を? 私は殿下を裏切ってなんて」
「魔物? あの。いったい、なんのことを?」
まったく訳が分からない。そもそも、どうして殿下がこんな人攫いのような真似を……?
私はますます困惑した。
「晩餐の席でマリエンヌから君の情夫の存在を囁かれても、すぐには信じられなかった。それがまさか……。君には心底ガッカリしている。あんなに気にかけてやったというのに、最後の最後でこんな最低な裏切りをされようとはっ」
殿下が侮蔑の籠もった眼差しを向ける。
「待ってください。いったいなんの話を? 私は殿下を裏切ってなんて」



