いったいなにが起こっているの!? なぜこんな事態になっているのかまったく理解が追いつかないが、これが好ましい状況のわけもなく。
『みゃーっ《ティーナ!》』
「ネ、ネコォ!?」
私を車内に引き入れた男の驚いたような声がして、扉が閉まる直前の車内に、ラーラが飛び込んでくる。ラーラの尻尾が入り切った瞬間に、扉がバタンと音を立てて完全に閉まった。まさに、間一髪のタイミングだ。
……ラーラ! どうして!?
この時の私は、ラーラの行動を頼もしいと感じるより、どうして彼女だけでも安全なところに留まっていてくれなかったのかと、もどかしく思った。
馬車の床に着地したラーラに「この後はどうか大人しくしていて」と祈るような思いで視線を送る。こちらを見上げるラーラの表情から、正しく伝わったような気がした。
直後に、掴まれたままの腕を引かれ、乱暴に座席に押しやられた。向かいの席に人影があるようだが、逆光になっていることと目まぐるしい状況に頭が混乱しているのもあって、確認には至らない。
『みゃーっ《ティーナ!》』
「ネ、ネコォ!?」
私を車内に引き入れた男の驚いたような声がして、扉が閉まる直前の車内に、ラーラが飛び込んでくる。ラーラの尻尾が入り切った瞬間に、扉がバタンと音を立てて完全に閉まった。まさに、間一髪のタイミングだ。
……ラーラ! どうして!?
この時の私は、ラーラの行動を頼もしいと感じるより、どうして彼女だけでも安全なところに留まっていてくれなかったのかと、もどかしく思った。
馬車の床に着地したラーラに「この後はどうか大人しくしていて」と祈るような思いで視線を送る。こちらを見上げるラーラの表情から、正しく伝わったような気がした。
直後に、掴まれたままの腕を引かれ、乱暴に座席に押しやられた。向かいの席に人影があるようだが、逆光になっていることと目まぐるしい状況に頭が混乱しているのもあって、確認には至らない。



