私たちはミリアと別れた後、並び立ち彼がアゼリア行きの帯同者を待たせているという北地区に近い街道を目指した。
あえて会話の内容を聞こうとはしないが、私たちの半歩後ろに続くラーラとザイオンはいつもより言葉少なな様子だった。先だってのラーラの告白に対するザイオンの反応が尾を引いているのかもしれない。
「出発前の忙しい中、来てくださるとは思いませんでした。声を聞いて驚いたけれど、すごく嬉しかったです」
「君に纏わる不名誉な噂が街で急激に広まっているのを知り、居ても立ってもいられなかった。よかったというのも変な話だが、結果的に駆けつけて正解だった。君を助けられてホッとしている」
私に纏わる……? 不思議な言い回しに感じたが、病の発生源とされる孤児院に通っていることで、私個人にもよくない噂が波及したのだろう。
「ありがとうございます。でも、あんなに偉そうに『あなたの役に立ちたい』だなんて言っておいて、結局また私の方が助けられてしまいましたね」
あえて会話の内容を聞こうとはしないが、私たちの半歩後ろに続くラーラとザイオンはいつもより言葉少なな様子だった。先だってのラーラの告白に対するザイオンの反応が尾を引いているのかもしれない。
「出発前の忙しい中、来てくださるとは思いませんでした。声を聞いて驚いたけれど、すごく嬉しかったです」
「君に纏わる不名誉な噂が街で急激に広まっているのを知り、居ても立ってもいられなかった。よかったというのも変な話だが、結果的に駆けつけて正解だった。君を助けられてホッとしている」
私に纏わる……? 不思議な言い回しに感じたが、病の発生源とされる孤児院に通っていることで、私個人にもよくない噂が波及したのだろう。
「ありがとうございます。でも、あんなに偉そうに『あなたの役に立ちたい』だなんて言っておいて、結局また私の方が助けられてしまいましたね」



