「エイムズ卿、かようなお話をいただき、当家にとっても大変名誉なことだとは思うのです。しかし、この通り当事者である娘が納得できていない状態で、親として『はいそうですか』と了承することはでき兼ねます。加えて私自身議員でありながら、この話は初耳だ。これでは、王家が意図を持って私不在の議会で承認を得て、婚姻を強行ようとしているのではないかと、嫌でも勘繰ってしまう」
私が混乱しきりのままさらに言葉を続けようとしたら、それを遮ってお父様が整然と告げた。
……お父様! 議員にも名を連ね、かつ侯爵という王家に近しい立場にあるお父様が、真っ向から異を唱えてくれたことに驚きと感動を覚えた。
「シェルフォード侯爵、貴殿を信頼してお伝えします。現在、陛下は病を得て床に伏しておられます」
「なんと! 最近王城内でお姿が見えないと思っていたが、そんな状況に……!?」
私が混乱しきりのままさらに言葉を続けようとしたら、それを遮ってお父様が整然と告げた。
……お父様! 議員にも名を連ね、かつ侯爵という王家に近しい立場にあるお父様が、真っ向から異を唱えてくれたことに驚きと感動を覚えた。
「シェルフォード侯爵、貴殿を信頼してお伝えします。現在、陛下は病を得て床に伏しておられます」
「なんと! 最近王城内でお姿が見えないと思っていたが、そんな状況に……!?」



