ぐっ、と握っていた拳に力が入る。 「・・・わかった」 眉間にしわを寄せたままだが硬く組んでいた腕を解くと、ただし、とそれに付け加える。 「帰ってこい。必ず」 国を守りきれなかった彼のその言葉にどれほどの思いが込められているのだろう。 胸が熱くなっていくのを感じた。