スカイ・ネイル





何にせよ、ザンスカールには行かないといけないということか。
もしかしたらそこに第一発見者もいるのかもしれない。
そしたらその人に話を聞いて・・・・・・。



「そういえば、前に封印した神器所持者の人たちは今どうしているのかしら。残りの四人はきっと今もどこかにいるのよね?」


「きっとそうだろうけど・・・僕はアレンがカメリア国民であったことは知っているけど、他はどこの誰なのか見当も付かないよ。そのカメリアは今は無くなってしまったし・・・・・・」


「そ、そうよね・・・・・・」




「・・・あとはザンスカールまでのルートだが、この先を行くとまた小さな街がある。さらに先に進むと北と南を区切るような川が見えてくるが、その川に沿ってずっと進んでいくといいだろう。少し遠回りにはなるが水不足にはなるまい。その先は・・・・・・フラン、といったか」


「はい」


「其方はある程度地形を把握しているであろう。橋を渡ればザンスカールはすぐそこにある」


「・・・・・・わかりました。ありがとうございます」



フランは一礼すると改めて泊めてもらったお礼を言い、この後ノワールを出発するため荷物を取りに一度部屋に戻ることとなった。






結局城を出るまで国王は手を出してこなかったな・・・・・・。


通路を歩きながら思い出したかのようにエシャロットが言っていたことを頭の中で考える。



さすがに人目に付かず奪い取るのは無理があったか。

それとも俺たちの考えすぎか・・・・・・。



「では、お気を付けて」



綺麗に腰を曲げるピケにリースらは礼を言いノワールを後にする。