「・・・ねえ、あれって」
「そんな。まさか」
「でも確かにあのお姿はーーー」
背中まで伸びる少しグレーがかった黒髪。
身長。顔立ち。
どこからともなく現れたのは、紛れもなく皆が求めていた人物だった。
ちらりと辺りを見回すと、彼女は嬉しそうに口元を緩めた。
「みんな・・・・・・。久しぶりね」
「ステラ様!?」
「な、何故っ・・・!これはいったい・・・・・・」
「ちょっと!みんなを呼んできて!」
落ち着きを取り戻していたはずの街は一気に動揺の嵐になり、ステラの周りには人だかりができている。
「だ、大丈夫かな・・・」
「ねえ、君たち本当に何者なの?あんな魔法は見たことがないよ」
「しっ、今はルチルに任せよう」
建物の影からその様子を伺う三人はルチルのいう考えとやらをじっと見守る。

