「確かにそれなら間違いなくみんな聞いてくれるだろうけど、信じてくれるかな」
「やってみる価値はあると思うよ。けど、そんなことができるなんて。君たちはいったい何者なんだい?」
「はは・・・。まああとはあれだな。国王様に一応一言伝えておくか」
「そうね。結局今日はまだ会いに行けてないものね」
「そのことでしたら、私がバルデ様にお伝えしておきますので。ルチルさんたちはどうぞ実行なさってください」
先程まで距離を取っていたピケは騒動が収束したのを確認し、リースらの元へ歩み寄る。
「ピケ。いいのか?」
「問題ありません。情報をお伝えするのも使用人の大切な役目ですので」
それじゃあ。と言ってバルデに伝えることをお願いすると、リースらは建物の影になる場所へと移動し呪文を唱えたーーー。

