スカイ・ネイル




外へ出てどちらに行けば良いのか辺りを見渡すと、すかさずピケはリースたちを誘導する。


彼女の後へ続き、騒動が起きているであろう現場へ小走りで向かっていく。




「ピケ、場所がわかるのか?」


「何と無くですが検討はついています。彼らはよく広場に集まる傾向があるので、今回もそちらかと」



その勘は当たり、先に見えてきた広場には人だかりが出来ていた。

まだフィーユさんは来ていないようだ。



人並みをかき分け中心まで来ると、鉄の棒などを手にした数人の輩と倒れ込んでいる男性が目に入る。


「やめてください!」


ルチルの咄嗟の静止に彼らはピタリと手を止めるとこちらに振り向いた。



「大丈夫ですかっ?!」


男性の元へ駆け寄り体を起こしてやると、頭部から血が流れていることに気が付き、冷静に自らの手を傷口に翳すと治癒魔法で癒していく。