スカイ・ネイル



「何かしら」


「ステラさんが亡くなった後、モニア・・・・・・宿っていた精霊はどうなったんですか?スカイ・ネイルを封印するには、必ず五つの神器が揃ってないといけないのに。そこで一つ欠けてしまったら・・・」


「確か・・・。あの時は、そう。一緒にいた仲間が引き取っていたと思うわ。・・・・・・でも、そのことに関してはあなたたちの方が知っているんじゃないの?」



まただ。

スーラのやつ、どうせまた説明不足だとか言うんだろ。

主が死亡するなんてあってはならないことだけど、その後の対処があるとするならばとても大事なことじゃないのか。



『神器にはいろいろ決まり事があるから、全部話したとしても君たちはきっと覚えられないよ』



リースの心を読んでか、久しぶりに半透明の姿をしたスーラが目の前に現れた。


「あなたが・・・」


『ルチルが言ってる主が死亡した後、その人が持っていた神器と僕たちはどうなるのか。答えは一つ。
・・・・・・次に最初にその亡骸に触れた人が、新たな主となる』



「・・・!!」


「呪文とか、そういうので受け渡しじゃないのか?」


『亡骸に意思はない。よってその力を一方的に引き継ぐことができちゃうんだ』



「・・・バルデはもしかして、それを実行しようとしている・・・ってこと・・・?」



点と点が繋がり今後起こりうるかもしれない夫の恐ろしい計画にエシャロットは自らの腕をぎゅっと掴む。