ふと気づくと、黙って聞いていた慎太が驚きと感心を含んだ瞳で俺を見つめていた。
「……すげぇ。夏生がそんなに本気になるなんて」
「俺も驚いてる。あいつが可愛くて、愛しくて仕方ないんだよ。あの日からタガが外れたみたいだ」
偽の婚約者となってから、彼女を本気にさせようと甘い態度を隠さないようにしているのだが、逆に俺のほうが日に日に虜になっている。どうしてこれまでなにもせず我慢できていたのか不思議なくらいに。
俺の本音を聞いた慎太は、うっすら頬を赤らめて目を逸らし「聞いてるこっちが恥ずかしいわ」と呟いた。しかし、すぐに真面目な表情になって目線をこちらに戻す。
「そういう考えで始めたんなら、黙ってお前たちを見守ることにする。これまで遠慮させて悪かったな。天乃とは同僚で友達ってだけだから、もう勘違いすんなよ」
恋愛関係を否定してくれて内心ほっとすると同時に、これまで無駄な我慢をしてきた自分に呆れた笑いをこぼして頷いた。
「……すげぇ。夏生がそんなに本気になるなんて」
「俺も驚いてる。あいつが可愛くて、愛しくて仕方ないんだよ。あの日からタガが外れたみたいだ」
偽の婚約者となってから、彼女を本気にさせようと甘い態度を隠さないようにしているのだが、逆に俺のほうが日に日に虜になっている。どうしてこれまでなにもせず我慢できていたのか不思議なくらいに。
俺の本音を聞いた慎太は、うっすら頬を赤らめて目を逸らし「聞いてるこっちが恥ずかしいわ」と呟いた。しかし、すぐに真面目な表情になって目線をこちらに戻す。
「そういう考えで始めたんなら、黙ってお前たちを見守ることにする。これまで遠慮させて悪かったな。天乃とは同僚で友達ってだけだから、もう勘違いすんなよ」
恋愛関係を否定してくれて内心ほっとすると同時に、これまで無駄な我慢をしてきた自分に呆れた笑いをこぼして頷いた。



